イシバシランブログ

「エクセル関数」と「お金に関する情報」をメインテーマに書いています。

【エクセル】HLOOKUP関数の使い方

エクセルで、列データの中から指定した値を抽出するのが『HLOOKUP関数』です。

下図を用いて、HLOOKUP関数の使い方を解説します。

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HLOOKUP関数の構文

次に、HLOOKUP関数の構文は、次のようになっております。

=HLOOKUP(検索値,範囲,行番号,検索方法)

 

エクセル関数を使う時は、2つの使い方があります。

1つ目は、黄色の○で囲っている「fxをクリック→すべて表示を選択→該当関数を選択→OK」と入力後に、入力内容を指示した枠が表示されるので、そこに入力することです。

2つ目は、緑色の枠に構文を直接入力となります。

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HLOOKUP関数の使い方

次に、「条件1:データベースから個人の出身を抽出」の時の構文です。

B3セルに入力する時の関数は下記になります。

=HLOOKUP($A3,$F$2:$M$4,2,FALSE)

検索値:範囲の先頭列で検索する値

範囲:データの抽出範囲

行番号:抽出データの記載行

検索方法:完全一致する値の検索か近似値の検索を指定

 

※数式内に入力されている「$」は絶対値を意味する。

絶対値を使わない場合、A1セルに入力されている数式をコピーし、B2セルに数式を貼り付けたら、数式内のセルの列と行が1つずつ右と下にずれる。

しかし、絶対値を付けておくと、A1セルをコピーし、B2セルに貼り付けを行っても、絶対値を付けた箇所は、A1セルの数式と同じ状態になる。

列を固定したい場合は、「$B」のように列番号の左側に入力する。

行を固定したい場合は、「$3」のように行番号の左側に入力する。

列と行の両方を固定したい場合は、「$B$3」のように列と行の番号の左側にそれぞれ入力する。

 

条件式1で算出した答えに戻ると

データベースからAの出身地を抽出すると、北海道

データベースからCの出身地を抽出すると、東京都

データベースからEの出身地を抽出すると、大阪府

データベースからGの出身地を抽出すると、福岡県

 

次に、「条件2:データベースから個人の年齢を抽出」の時の構文です。

C3セルに入力する時の関数は下記になります。

=HLOOKUP($A3,$F$2:$M$4,3,FALSE)

 

データベースからAの年齢を抽出すると、20

データベースからCの年齢を抽出すると、22

データベースからEの年齢を抽出すると、24

データベースからGの年齢を抽出すると、26

 

行データからの値の抽出はHLOOKUP関数を使う

膨大なデータから該当する値を目視で検索となると、苦戦することは必須です。

値を並び替えて、該当するデータを見つけることもできますが、数が多いほど手間が掛かります。

その点、HLOOKUP関数を使えば、すぐに抽出することが出来ます。

使い方もすぐに分かる内容となっていますので、もし、膨大なデータから該当する値を抽出しなければならなくなった時は、HLOOKUP関数を使って対処してください。

10年連続無減配株_株式会社ティーガイア

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Photo by Nattanan Kanchanaprat from Pixabay

今回は、10年連続で配当金の減額がない「株式会社ティーガイア」の株式情報について紹介したいと思います。

 

※この記事は、個別銘柄の購入を勧めるものではなく、直近10年間で、減配がない株式銘柄の紹介となります。

株式購入の判断は自己責任で行ってください。

 

 

会社概要

会社名:株式会社ティーガイア

証券コード:3738

上場区分:東証一部

決算月:3月

事業内容:携帯電話等の販売代理店業務が主力事業

 

会社の特徴

携帯電話等の販売代理店業務が利益の大部分を生み出しています。

他の事業として、法人に対してデバイス機器の運用について提案や、プリペイドカードやクオカードの販売を促進し、ギフトカードの市場拡大を推進しています。

 

配当金の推移

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2015年頃から配当性向30%前後が維持されています。

今後、配当性向30%前後が維持されれば、業績が大きく悪化しない限り、減配の可能性は低いと考えられます。

 

株価の指標

配当利回り:3.82%(2021年6月25日時点)

PBR:1.71倍(2021年6月25日時点)

 

配当利回りは、源泉所得税を差し引いても、手元に入る金額が株価の3%以上になりますので、高配当株に分類される銘柄になります。

PBRは、1倍を上回っていますが、2021年6月25日時点で、同業種である「コネクシオ(9422)」と「ベルパーク(9411)」も、PBRを1倍超えですので、高くもなく低くもない印象です。

 

財務状況

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2017年から2021年までの5年間で、総資産が3倍になっていますが、自己資本比率は30%を下回ることが増えています。

 

業績推移

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全体的に売上高は減少傾向ですが、営業利益率は右肩上がりで増加しています。

2021年3月期は、営業利益率が3%超えを達成していますので、この傾向を維持してほしいです。

 

株価の推移

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出展:Yahoo!ファイナンス(株)ティーガイア』 

 

2014年ごろから2020年まで900円から3,200円ぐらいの間で株価が変動しています。

2020年から現在までは、1,800円から2,100円ぐらいのレンジで株価が推移しており、インパクトが大きい材料が発生すると、レンジから抜け出す可能性があります。

2021年6月25日時点の株価は1,961円となっていますので、今の配当金がキープされるならば、配当利回り4%弱で購入が出来ます。

 

配当金は完全な不労所得になる

収入源を増やしたい人、不労所得を得たい人にとって、強い味方になるのが、配当金です。

配当金は、株式の保有量に応じて金銭を得られるので、自分自身が働かなくても得られる収入となります。

不労所得で安定した金額を得るためには、株式の配当金が毎年安定して受け取れるかが重要な要素となります。

無減配株や増配株は、資産形成において強い味方になりますので、インカムゲインを増やしたい人は、お気に入りの株式を見つけられるようにしましょう。

10年連続無減配株_アルインコ株式会社

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Photo by Mediamodifier from Pixabay

 今回は、10年連続で配当金の減額がない「アルインコ株式会社」の株式情報について紹介したいと思います。

 

※この記事は、個別銘柄の購入を勧めるものではなく、直近10年間で、減配がない株式銘柄の紹介となります。

株式購入の判断は自己責任で行ってください。

 

 

会社概要

会社名:アルインコ株式会社

証券コード:5933

上場区分:東証一部

決算月:3月

事業内容:仮設機材や無線通信機器の開発・製造・販売など

 

会社の特徴

はしご・建設現場の足場・無線機などの工事現場で使われることが多い製品から、ランニングマシンや握力強化グリップなどの運動時に使われる製品まで、幅広く製品を取り扱っており、多くの市場に参入しています。

 

配当金の推移

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直近5年は配当性向が40%前後となっています。
10年の間に配当性向が急激に上がった年はありませんので、業績が大きく悪化しない限り、減配の可能性は低いと考えられます。

 

株価の指標

配当利回り:3.86%(2021年6月25日時点)

PBR:0.72倍(2021年6月25日時点)

 

配当利回りは、源泉所得税を差し引いても、手元に入る金額が株価の3%以上になりますので、高配当株に分類される銘柄になります。

PBRは、1倍を大きく下回っていますので、株価が急落するリスクは低めです。

 

財務状況

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2012年から2021年までの10年間で、総資産が2倍になっていますが、その過程で自己資本比率は50%前後をキープしています。

借入金などの他者資本の占める割合が急増した年がないということですので、財務の安定性があります。

 

業績推移

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全体的に売上高は増加傾向で、過去5年間では、作業台やフィットネスバイクなどの住宅機器関連が右肩上がりで増加しています。

営業利益率は、2021年3月は5%を下回ったものの、直近5年間で平均5.6%を出しています。

 

株価の推移

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出展:Yahoo!ファイナンスアルインコ(株)』 

 

2015年ごろから現在まで800円から1,300円ぐらいのレンジで株価が推移しています。

2021年6月25日時点の株価は1,035円となっていますので、今の配当金がキープされるならば、配当利回り4%弱で購入が出来ます。

 

配当金は完全な不労所得になる

収入源を増やしたい人、不労所得を得たい人にとって、強い味方になるのが、配当金です。

配当金は、株式の保有量に応じて金銭を得られるので、自分自身が働かなくても得られる収入となります。

不労所得で安定した金額を得るためには、株式の配当金が毎年安定して受け取れるかが重要な要素となります。

無減配株や増配株は、資産形成において強い味方になりますので、インカムゲインを増やしたい人は、お気に入りの株式を見つけられるようにしましょう。

【エクセル】VLOOKUP関数の使い方

エクセルで、列データの中から指定した値を抽出するのが『VLOOKUP関数』です。

下図を用いて、VLOOKUP関数の使い方を解説します。

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VLOOKUP関数の構文

次に、VLOOKUP関数の構文は、次のようになっております。

=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法)

 

エクセル関数を使う時は、2つの使い方があります。

1つ目は、黄色の○で囲っている「fxをクリック→すべて表示を選択→該当関数を選択→OK」と入力後に、入力内容を指示した枠が表示されるので、そこに入力することです。

2つ目は、緑色の枠に構文を直接入力となります。

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VLOOKUP関数の使い方

次に、「条件1:データベースから個人の出身を抽出」の時の構文です。

B3セルに入力する時の関数は下記になります。

=VLOOKUP($A3,$F$3:$H$9,2,FALSE)

検索値:範囲の先頭列で検索する値

範囲:データの抽出範囲

列番号:抽出データの記載列

検索方法:完全一致する値の検索か近似値の検索を指定

 

※数式内に入力されている「$」は絶対値を意味する。

絶対値を使わない場合、A1セルに入力されている数式をコピーし、B2セルに数式を貼り付けたら、数式内のセルの列と行が1つずつ右と下にずれる。

しかし、絶対値を付けておくと、A1セルをコピーし、B2セルに貼り付けを行っても、絶対値を付けた箇所は、A1セルの数式と同じ状態になる。

列を固定したい場合は、「$B」のように列番号の左側に入力する。

行を固定したい場合は、「$3」のように行番号の左側に入力する。

列と行の両方を固定したい場合は、「$B$3」のように列と行の番号の左側にそれぞれ入力する。

 

条件式1で算出した答えに戻ると

データベースからAの出身地を抽出すると、北海道

データベースからCの出身地を抽出すると、東京都

データベースからEの出身地を抽出すると、大阪府

データベースからGの出身地を抽出すると、福岡県

 

次に、「条件2:データベースから個人の年齢を抽出」の時の構文です。

C3セルに入力する時の関数は下記になります。

=VLOOKUP($A3,$F$3:$H$9,3,FALSE)

 

データベースからAの年齢を抽出すると、20

データベースからCの年齢を抽出すると、22

データベースからEの年齢を抽出すると、24

データベースからGの年齢を抽出すると、26

 

列データからの値の抽出はVLOOKUP関数を使う

膨大なデータから該当する値を目視で検索となると、苦戦することは必須です。

値を並び替えて、該当するデータを見つけることもできますが、数が多いほど手間が掛かります。

その点、VLOOKUP関数を使えば、すぐに抽出することが出来ます。

使い方もすぐに分かる内容となっていますので、もし、膨大なデータから該当する値を抽出しなければならなくなった時は、VLOOKUP関数を使って対処してください。

【エクセル】RRI関数の使い方

エクセルで、投資金額の成長率を算出するのが『RRI関数』です。

下図を用いて、RRI関数の使い方を解説します。

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RRI関数の構文

まず、RRI関数の構文は、次のようになっております。

=RRI(期間,現在価値,将来価値)

 

エクセル関数を使う時は、2つの使い方があります。

1つ目は、黄色の○で囲っている「fxをクリック→すべて表示を選択→該当関数を選択→OK」と入力後に、入力内容を指示した枠が表示されるので、そこに入力することです。

2つ目は、緑色の枠に構文を直接入力となります。

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RRI関数の使い方

次に、「条件1:投資金額の成長率をRRI関数を使い算出」の時の構文です。

E3セルに入力する時の関数は下記になります。

=RRI(A3,B3,C3)

期間:投資期間

現在価値:元金

将来価値:受取金額

 

例題は、投資金額を指定した期間内で、受け取りたい金額にするための、必要な成長率の算出となります。

1,000,000円が、1年で、1,100,000円になる場合の投資金額の成長率は、10%

1,000,000円が、1年で、900,000円になる場合の投資金額の成長率は、-10%

1,000,000円が、2年で、1,200,000円になる場合の投資金額の成長率は、9.5%

1,000,000円が、2年で、800,000円になる場合の投資金額の成長率は、-10.6%

1,000,000円が、3年で、3,000,000円になる場合の投資金額の成長率は、44.2%

 

投資金額の成長率の計算式

投資金額の成長率の算出数式は下記の通りです。

成長率=(将来価値÷現在価値)^(1÷期間)-1}・・・(^は累乗)

 

この数式を、先程の例題に照らし合わせると

1,000,000円が、1年で、1,100,000円になる場合の投資金額の成長率は、(1,100,000円÷1,000,000円)^(1÷1年)-1=10%

1,000,000円が、1年で、900,000円になる場合の投資金額の成長率は、(900,000円÷1,000,000円)^(1÷1年)-1=-10%

1,000,000円が、2年で、1,200,000円になる場合の投資金額の成長率は、(1,200,000円÷1,000,000円)^(1÷2年)-1=9.5%

1,000,000円が、2年で、800,000円になる場合の投資金額の成長率は、(800,000円÷1,000,000円)^(1÷2年)-1=-10.6%

1,000,000円が、3年で、3,000,000円になる場合の投資金額の成長率は、(3,000,000円÷1,000,000円)^(1÷3年)-1=44.2%

 

投資金額の成長率の算出時はRRI関数を使う

株式投資をしている人にとって、リターン率の計算は必須事項です。

電卓で計算することもできますが、明らかに手間が掛かりますので、あらゆるパターンをシミュレーションをしたい時は、RRI関数を使うことは非常に有効です。

投資金額の成長率を計算したい時は、RRI関数を使ってみましょう。

【エクセル】LARGE関数の使い方

エクセルで、指定した順位に該当する値を表示するのが『LARGE関数』です。

順位は1位に1番大きい値が表示されます。

下図を用いて、LARGE関数の使い方を解説します。

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LARGE関数の構文

まず、LARGE関数の構文は、次のようになっております。

=LARGE(配列,順位)

エクセル関数を使う時は、2つの使い方があります。

1つ目は、黄色の○で囲っている「fxをクリック→すべて表示を選択→該当関数を選択→OK」と入力後に、入力内容を指示した枠が表示されるので、そこに入力することです。

2つ目は、緑色の枠に構文を直接入力となります。

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LARGE関数の使い方

次に、「条件1:順位に応じた3教科の点数を表示」の時の構文です。

K3セルに入力する時の関数は下記になります。

=LARGE($G$3:$G$7,LEFT($J3,1))

配列:対象範囲の選択

順位:表示したい値(1と入力すると1番大きい値が表示される)

 

※LEFT関数は、順位の数字のみ取り出すために採用。

LEFT関数を使うことで、数式ごとに順位に数字を入力する手間を省いている。

 

※数式内に入力されている「$」は絶対値を意味する。

絶対値を使わない場合、A1セルに入力されている数式をコピーし、B2セルに数式を貼り付けたら、数式内のセルの列と行が1つずつ右と下にずれる。

しかし、絶対値を付けておくと、A1セルをコピーし、B2セルに貼り付けを行っても、絶対値を付けた箇所は、A1セルの数式と同じ状態になる。

列を固定したい場合は、「$B」のように列番号の左側に入力する。

行を固定したい場合は、「$3」のように行番号の左側に入力する。

列と行の両方を固定したい場合は、「$B$3」のように列と行の番号の左側にそれぞれ入力する。

 

条件式1で算出した答えに戻ると

3教科の合計点数が1番目に高いのは、Aの270点

3教科の合計点数が2番目に高いのは、Eの260点

3教科の合計点数が3番目に高いのは、Bの220点

3教科の合計点数が4番目に高いのは、Cの210点

3教科の合計点数が5番目に高いのは、Dの180点

 

次に、「条件2:順位に応じた5教科の点数を表示」の時の構文です。

L3セルに入力する時の関数は下記になります。

=LARGE($H$3:$H$7,LEFT($J3,1))

配列:対象範囲の選択

順位:表示したい値(1と入力すると1番大きい値が表示される)

 

5教科の合計点数が1番目に高いのは、Aの450点

5教科の合計点数が2番目に高いのは、Eの450点

5教科の合計点数が3番目に高いのは、Bの370点

5教科の合計点数が4番目に高いのは、Cの350点

5教科の合計点数が5番目に高いのは、Dの320点

 

補足

LARGE関数は、範囲を指定するだけですので、使い方はとても簡単です。

構文の中にある「順位」については、数式が少ない時は手入力で問題ないですが、表示したい順位が多い時は、手間を省くために、あらかじめセルに順位を入力しておき、セルを参照することで、LARGE関数が機能するようにしておきましょう。

利確のタイミングを考える

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Photo by Lorenzo Cafaro from Pixabay


株式投資は売買のタイミングが重要であるが、「買い」より「売り」の方が難しいと思っています。

なぜなら、利益が出ていると『もう少し値上がりして売却しよう』という考えが働き、損失が出ていると『値上がりするかもしれないからもう少し待とう』という考えが働くためです。

今回は、利益が多く出ている場合の利確のタイミングと根拠について、考えたいと思います。

 

利確の根拠

もし、保有している株が下図の状態になった時に、どのような判断を下すべきであるかを考えてみます。

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今後注目されそうな商品を開発しており、株価が安かったので、1,000株を購入したところ、1年後に株価が10倍になったケースです。

売却益:(1,000円-200円)×1,000株=800,000円

配当金での元本回収期間:(200円×1,000株)÷10,000円=20年

配当金での売却益回収期間:800,000円÷10,000円=80年

となっています。

※税金は考慮していません。

※年数の経過に伴う配当金の増減は考慮していません。

 

この時の選択肢は、主に下記4つではないでしょうか。

1.売却益800,000円を取得して、新たにキャピタルゲインを得るための資金にする

2.売却益800,000円を取得して、新たな高配当株を購入し、インカムゲインの増加を図る

3.配当金を取得し続けるために株式の売却をしない

4.株価が1,000円以上になると考えて売却をしない

 

1~4のどの選択肢が正解なのかは、その人の投資スタイルと目的で変わってきます。

次に購入したい株式が決まっている場合や、欲しいものをすぐに買いたい場合は、「1」を選ぶべきだと思います。

不労所得を増やしたい場合は、「2」か「3」の選択肢になりますが、どちらにするかは周りの情勢に左右されると思います。

優良高配当株が購入できる場合や、業績に大きく波がありそうな銘柄ならば、「2」の他の高配当株の購入を目指し、業績が安定しており配当金の増配が続きそうならば、「3」の株式の保持を続けるべきだと思います。

保持している株式で、800,000円以上の売却益を得られると思うならば、「4」を選ぶべきだと思います。

 

最後に

株を購入する前に、何円になったら利確するのか、損切りするのか、業績が傾かない限り配当金目的で保有するのか、目的を明確にすることが大切です。

もし、私が保有している株式が上図のような状況になったら、基本的には「2」を選びます。

配当利回り4%の高配当株を800,000円購入できれば、毎年32,000円の不労所得が得られるようになるためです。

不労所得が欲しい人にとっては、配当利回り4.0%で業績の心配がない銘柄は非常に心強いです。

保有している銘柄が、株価1,000円で配当利回り4.0%以上が見込める場合は「3」を選びますが、それ以外の場合は、他の高配当銘柄を購入した方が、不労所得の確保が早いです。

なので、急な出費が必要な場合を除いては、「2」を選択します。

株式を購入する前に、その後のストーリーを考えておくと、もし自分の想定外の出来事が起きても、すぐに自分にとっての最善策を見つけられるようになります。

株式投資は、利益を伸ばすことも大切ですが、損失を少なくすることの方が大切です。

感情で株式売買を行ってしまう場合は、自分の売買ルールを作ることから始めましょう。