今回は、前回から3回にわたり解説する、短期間で大金を得る難しさの3回目です。
まず、前回の続きで、個人でお金を稼ぐ方法としては、下図の通りだと考えています。
具体例を挙げた5つのうち、今回は「FX」の特徴を紹介していきます。
FX
お金を稼げるようになるには、時間はあまり必要ありませんが、損失を出すリスクも大きいです。
FXはせどりや株式と同じで、安く買い高く売ることが、利益を出す手段となります。
通貨の価値の上下を見極めることが出来れば、利益を出せるようになりますが、継続して利益を出すことは非常に難しいです。
なぜなら、為替変動は、国の経済状況や施策だけではなく、地政学リスクや市場心理等といった、いくつもの要素が複雑に絡み合って発生するからです。
為替変動の全ての要素を理解することは限りなく不可能だと思っています。
また、自然災害が突然発生し、その国の経済が混乱する可能性も0ではありません。
日本の株式投資の場合は、1株当たりの単価に値幅制限があり、価値の急激な変動を抑制してくれますが、FXには値幅制限がありません。
災害等で経済が混乱し、急激に通貨の価値が変わった時は、想像をはるかに超える損失を被る可能性もあります。
短期間で大きな利益を得られる可能性がある一方、同じだけの損失を被る可能性があるのがFXです。
よって、FXで取引の大部分で利益を出すことは難しく、10回の取引のうち6勝4敗ぐらいのペースを継続することを目標に設定するべきです。
1回の取引で10,000円の損益が出る前提ならば、利益:+60,000から損失:-40,000円を差し引いた20,000円の利益が出すことを目指した方が良いと思っています。
以上の事から、FXのリスクはとても大きく、安定した稼ぎ続けることは難しいと言えます。
FXに必要なことは、株式投資と同じだと思いますが、より慎重に動けて、感情的に取引をしないことが大切だと思っています。
結論
個人でお金を稼ぐ5つの方法を3回にわたり紹介しましたが、短期間で大金を得ることは難しいという答えになりました。
リスクが少ない「ブログ」では大金を得るまでに時間が掛かり、短期間で大金を得る可能性がある「FX」では大きな損失を被る可能性が非常に高いです。
また、個人がお金を稼ぐ5つの方法を通して、稼げるようになる人は、情報収集と改善を怠らずに、途中で投げ出さずに続けられる特徴を持っていると思っています。
いきなり大きな目標を立てずに、目標を細分化し、ペースが遅くても進み続けることが、多くの人にとって、遠回りに見えて最短距離の大金を得る方法になるかもしれません。