好き嫌いの感情以外に、相手との話しやすさを決めるポイントがあります。
それは、お互いに手短な説明でやり取りが出来ることです。
手短に説明するためには、早く正確な情報を伝える必要があります。
早く正確に伝えることは立派な能力です。
仕事が出来ると評される人、相手に教えることが上手い人は、基本的には早く正確に伝える能力が高いです。
もし、この能力が低ければ、高める努力をしましょう。
手短に説明することのメリット
1.要領が良くなる
手短な説明とは、相手に伝わる表現の最適解を探すことです。
話の内容によっては、知識の差があることが原因で、知識がある人から無い人への説明で、説明に時間が掛かることが多いです。
このような場合は、知識がない人が分かるような具体例を使い、話のイメージを理解してもらうことに切り替えましょう。
何を言えば相手に理解してもらえる可能性が高いかを分析するうちに、説明のコツを掴むようになり、短時間で最適解を探すことが出来るようになります。
2.相手に理解力があると判断される
分かりやすく正確な表現で情報を渡すことで、相手からの信用が上がります。
相手からの信用が上がると、会社勤めだと出世候補の対象になったり、周りが話を真剣に聞くようになり発言力が上がります。
友人関係だと頼られる存在になり、相手と深い話が出来るようになり、重宝されます。
3.相手の時間を無駄にしない
言葉のキャッチボールがスムーズに進むため、周りから話しやすいと思われることが多いです。
キャッチボールをスムーズに行うコツは、必要な情報のみを提供することです。
間違ったことは話していないが、その時に必要ではない情報を提供されると、相手は混乱してしまいます。
知っている情報を全部伝えようとするのではなく、求められている情報を伝えるようにしましょう。
4.自分の伝える力が上がる
余計な情報を伝えず相手に必要な情報を選ぶという作業は、伝える力の向上に繋がります。
伝える力を向上させることで、直接相手と話す時だけではなく、文章で説明する時や、図を使いデータの分析結果を表示する時にも、こちらが伝えたい情報を相手に理解してもらえるようになります。
要点をまとめる練習をする
説明が分かりやすい人の特徴は、簡潔な表現が出来ることです。
ネットや新聞を見て、記事の内容を一言で表すと何であるか、思い浮かべる練習をしましょう。
個別株の株価が上がったことを伝える記事ならば、何が原因で株価が上がったと、記事を知らない人に話しても、概要を理解できるような伝え方を探してみましょう。
内容を理解し簡潔な言葉を選べれば、早く正確に説明する能力は向上していくでしょう。