今回は、10年連続で配当金の減額がない「株式会社中電工」の株式情報について紹介したいと思います。
※この記事は、個別銘柄の購入を勧めるものではなく、直近10年間で、減配がない株式銘柄の紹介となります。
株式購入の判断は自己責任で行ってください。
会社概要
会社名:株式会社中電工
証券コード:1941
上場区分:東証一部
決算月:3月
事業内容:中国地方の電気設備工事や配電線工事など
会社の特徴
中国電力グループの一員。
東京や大阪などの都市圏に支社を、マレーシアやシンガポールに子会社を設置し、事業拡大を目指す。
売上の大部分を、電気設備工事・空調管工事・配電線工事が占めています。
配当金の推移
配当性向は、2020年3月期は120%超、2021年3月期は70%超と高い数値になっておりますが、配当性向を目安に配当金は決められていません。
DOE(連結株主資本比率)の2.7%を目安に支払う方針となっています。(IR情報の「配当金について」より一部抜粋)
株主資本に占める配当総額の割合で決定されるため、大きな増配の可能性は低いですが、大きな減配の可能性も低いです。
株価の指標
配当利回り:4.59%(2021年7月9日時点)
PBR:0.59倍(2021年7月9日時点)
配当利回りは、源泉所得税を差し引いたら、手元に入る金額が株価の約3.7%になりますので、高配当株に分類される銘柄になります。
PBRは、1倍を大きく下回っていますので、株価が急落するリスクは低めです。
財務状況
2012年から2021年までの10年間で、総資産が約600億円増加していますが、その過程で自己資本比率は80%前後をキープしています。
借入金などの他者資本の占める割合が急増した年がないということですので、財務の安定性があります。
業績推移
売上高は増加傾向で、過去10年間で綺麗な右肩上がりとなっています。
営業利益率は、直近では5%前後を維持しています。
株価の推移
2016年6月ごろから2020年4月にかけて、1,900円から3,500円ぐらいの間で株価が変動しています。
現在は、2,100円から2,500円ぐらいのレンジで株価が推移しており、インパクトが大きい材料が発生すると、レンジから抜け出す可能性があります。
2021年7月9日時点の株価は2,266円となっていますので、配当利回りが約4.6%で購入が出来ます。
配当金は完全な不労所得になる
収入源を増やしたい人、不労所得を得たい人にとって、強い味方になるのが、配当金です。
配当金は、株式の保有量に応じて金銭を得られるので、自分自身が働かなくても得られる収入となります。
不労所得で安定した金額を得るためには、株式の配当金が毎年安定して受け取れるかが重要な要素となります。
無減配株や増配株は、資産形成において強い味方になりますので、インカムゲインを増やしたい人は、お気に入りの株式を見つけられるようにしましょう。