配当収入は、配当金の支払いを行っている会社の株式の保有することで得られるお金です。
不労所得の一種で、労働収入とは違い、時間とお金の交換や成果物の納品等とは違う方法でお金を得ることが出来ます。
配当収入のメリット
1.安定的な収入源を確保できる
労働収入とは違い、お金を働かせることで得られる収入源となります。
株式の保有量が多いほど収入が増えるため、保有量次第では、病気等で労働が出来ない期間でも、しばらくはお金の心配がありません。
2.労働に割く時間を減らす選択肢が出来る
月に1万円の配当金が得られたら、少しだけ気持ちの余裕が出来ると思います。
1万円が得られるだけで、体がきつい時に休むという選択が出来たり、残業していた時間を趣味や勉強に充てることが可能になります。
配当収入だけで生計を立てることは難しい
自由な時間が手に入る配当収入ですが、収入減が配当収入だけで生活することは非常に難しいです。
なぜなら、配当収入が「株式の保有量」と「投資先の業績」に左右されるからです。
配当収入だけで暮らすことを想定すると、年間で400万円(税引前)の配当金を得るためには、配当利回り4%の株式を1億円分も保有する必要があります。
もし、20年後に年間で400万円(税引前)の配当金を得ようとするならば、毎年500万円のペースで配当利回り4%の株式を購入しなければなりません。
毎年500万円を投資に回すためには、手取りの半分を投資に回すと仮定しても、1,000万円の手取りが必要になります。
また、仮に購入出来たとしても、業績不振により、投資先の株式の配当金が減少するリスクもあります。
年間の配当利回りが4%から3%に減った場合は、1億円分の株式を保有していたら、配当金が400万円から300万円に減少してしまいます。
リスク対策
配当収入は投資先の業績不振により減少する可能性があると説明しました。
このリスクはどの投資先を選んでも0にすることは出来ませんが、配当収入の減少を抑えられる方法があります。
それは、分散投資をすることです。
もし、1社に集中投資をしていた場合、配当金が0円になると配当収入は0円になり、ダメージを最も大きく受けてしまいます。
一方、セクターや国が違う複数の会社に投資することで、1つの投資先が配当金0円になっても、残りの投資先の配当金が現状維持ならばダメージを最小限に抑えることが出来ます。
配当利回り4%の株式を1,000万円×10社分だけ保有しており、1社の配当金が0円で、9社の配当金が現状維持だった場合、配当金は400万円から360万円の減少となります。
最後に
配当収入を増やすことは、労働収入以外の収入源が生まれるので、お金のために働く時間を減らすことに繋がります。
しかし、配当収入は投資先の業績に左右されるリスクも存在します。
リスクを上手くコントロールしながら配当収入を増やしていければ、将来の自分にとって大きな味方となるでしょう。