物事を割り切った考え方をする人、感情に流されない人は、ドライな人と呼ばれます。
ドライな人は、気難しいとか、感情がないとか、イメージを持つ人がいるかもしれませんが、それは違います。
私は周りから考え方がドライだと言われることが多いですが、判断基準の中に「感情面ではどう思うか」があり、感情がないことはありません。
人間関係においての判断では、人として好きかどうかは、必ずチェックする項目となっているため、ドライな人は感情を表に出していないだけです。
ドライな人の判断基準
人間関係を構築する上で、相手に興味を持つかどうかは、下図の流れだと考えています。
1.人として好きかどうか
まず最初に、人として好きかどうかの判定があります。
人として好きの理由は、物事の考え方や見た目など、色々な要素がありますが、相手に興味を持つ最初の条件は、ドライではない人と同じではないでしょうか。
好きではない人と長い間、交流を続けることはストレスになるため、ドライである程、ストレスになる相手は避けると思います。
2.恩があるかどうか
次に、相手に対して恩があるかどうかの判定があります。
誰かに助けてもらう状態というのは、突発的なアクシデント以外では、自分が苦手なことを手伝ってもらうことが多いと考えています。
そのような相手に対しては、自分が出来ないことを出来る人として、尊敬の対象になります。
ドライな人が余計だと思う程、必要以上に関わろうとしなければ、相手に興味を持つ可能性があります。
3.利益はあるか
2つの判断基準があると思います。
1つ目は、人としては好きではないが、その人が何かの能力が突出しており、一緒にいると自分が成長できる場合が該当します。
2つ目は、自分が相手に教える側の場合、今は相手から得られるものは少ないが、将来的に大きく成長し、いずれ自分に利益がもたらされると判断した場合です。
どちらも相手に光る何かを感じた場合に、相手と関わろうとします。
最後に
人間関係において、ドライな人は相手に対して、「執着」がほとんどありませんので、進む方向が違うと判断したら、すぐに交流を終わらせることが多いと思っています。
また、稀にですが、ドライな人がしつこく誘ってくる相手に対して、『私にどのようなメリットがあるのか?』と返答することがあります。
そのような返答をする理由は、単純に上図の判定の全てで「NO」になったからなので、しつこく誘うのはやめましょう。
ドライな人とそうではない人の差は、「感情を表に出すかどうか」と「執着の有無」です。
それ以外は、ドライではない人とあまり変わらないと思いますので、ドライな人と心地良い距離を取るための参考にしてください。