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【エクセル】NUMBERSTRING関数の使い方

エクセルで、数値を漢数字に変換するのが『NUMBERSTRING関数』です。

下図を用いて、NUMBERSTRING関数の使い方を解説します。

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NUMBERSTRING関数の構文

まず、NUMBERSTRING関数の構文は、次のようになっております。

=NUMBERSTRING(数値,書式)

 

エクセル関数を使う時は、2つの使い方があります。

1つ目は、黄色の○で囲っている「fxをクリック→すべて表示を選択→該当関数を選択→OK」と入力後に、入力内容を指示した枠が表示されるので、そこに入力することです。

2つ目は、緑色の枠に構文を直接入力となります。

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NUMBERSTRING関数の使い方

次に、「条件1:数値を書式1の漢数字に変換」の時の構文です。

B3セルに入力する時の関数は下記になります。

=NUMBERSTRING(A3,1)

文字列:数値に変換するローマ数字

書式:表示形式

※表示形式は全部で3つあり、「1~3」で形式を指定します。

 

NUMBERSTRING関数は、数値を漢数字に変換する関数です。

条件1は、書式「1」の場合を表示します。

「10」を書式1の漢数字で表示すると、十

「100」を書式1の漢数字で表示すると、百

「1,000」を書式1の漢数字で表示すると、千

「10,000」を書式1の漢数字で表示すると、一万

「1,000,000」を書式1の漢数字で表示すると、百万

 

次に、「条件2:数値を書式2の漢数字に変換」の時の構文です。

C3セルに入力する時の関数は下記になります。

=NUMBERSTRING(A3,2)

文字列:数値に変換するローマ数字

書式:表示形式

 

条件2は、書式「2」の場合を表示します。

「10」を書式2の漢数字で表示すると、壱拾

「100」を書式2の漢数字で表示すると、壱百

「1,000」を書式2の漢数字で表示すると、壱阡

「10,000」を書式2の漢数字で表示すると、壱萬

「1,000,000」を書式2の漢数字で表示すると、壱百萬

 

次に、「条件3:数値を書式3の漢数字に変換」の時の構文です。

D3セルに入力する時の関数は下記になります。

=NUMBERSTRING(A3,3)

文字列:数値に変換するローマ数字

書式:表示形式

 

条件3は、書式「3」の場合を表示します。

「10」を書式3の漢数字で表示すると、一〇

「100」を書式3の漢数字で表示すると、一〇〇

「1,000」を書式3の漢数字で表示すると、一〇〇〇

「10,000」を書式3の漢数字で表示すると、一〇〇〇〇

「1,000,000」を書式3の漢数字で表示すると、一〇〇〇〇〇〇

 

補足

NUMBERSTRING関数が、最も役立つ時は、数を漢数字に表記を統一する時です。

完成した資料を見た時に、数字の表記がバラバラだと見づらいと感じる人が多いと思います。

また、 他の人に作成を依頼していた、エクセルデータの数字の表記がバラバラだと、その資料をそのまま使うことが出来ません。

数字の表記をすぐに統一したいと思った時に、NUMBERSTRING関数を使えば、すぐに必要な漢数字が表示され、その値を元の文章に値で貼り付ければ、解決することが出来ます。

計算する関数ではないため、使う場面は少ないかもしれませんが、知っていれば便利な関数ですので、覚えておきましょう。