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「エクセル関数」と「お金に関する情報」をメインテーマに書いています。

【エクセル】ROUND関数とROUNDUP関数とROUNDDOWN関数の使い方

エクセルで、数値を指定した桁数で四捨五入した値を算出するのが『ROUND関数』で、数値を指定した桁数で切り上げした値を算出するのが『ROUNDUP関数』で、数値を指定した桁数で切り下げした値を算出するのが『ROUNDDOWN関数』です。

下図を用いて、ROUND関数とROUNDUP関数とROUNDDOWN関数の使い方を解説します。 

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ROUND関数とROUNDUP関数とROUNDDOWN関数の構文

まず、ROUND関数とROUNDUP関数とROUNDDOWN関数の構文は、次のようになっております。

ROUND関数:=ROUND(数値,桁数)

ROUNDUP関数:=ROUNDUP(数値,桁数)

ROUNDDOWN関数:=ROUNDDOWN(数値,桁数)

 

エクセル関数を使う時は、2つの使い方があります。

1つ目は、黄色の○で囲っている「fxをクリック→すべて表示を選択→該当関数を選択→OK」と入力後に、入力内容を指示した枠が表示されるので、そこに入力することです。

2つ目は、緑色の枠に構文を直接入力となります。

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ROUND関数の使い方

次に、「条件1:差額の小数点を四捨五入」の時の構文です。

F3セルに入力する時の関数は下記になります。

=ROUND(D3,0)

条件式:指定した数値を指定した桁数で四捨五入

ROUND関数は、数値を指定した桁数で四捨五入した値を算出する関数です。

例題は、収入から支出を差し引いた差額について、千円未満を四捨五入した値を表示しています。

Aは、49.5の小数点を四捨五入すると50

Bは、99.4の小数点を四捨五入すると99

Cは、60.0の小数点を四捨五入すると60

 

ROUNDUP関数の使い方

次に、「条件2:差額の小数点を切り上げ」の時の構文です。

G3セルに入力する時の関数は下記になります。

=ROUNDUP(D3,0)

条件式:指定した数値を指定した桁数で切り上げ

ROUNDUP関数は、数値を指定した桁数で切り上げした値を算出する関数です。

Aは、49.5の小数点を切り上げると50

Bは、99.4の小数点を切り上げると100

Cは、60.0の小数点を切り上げると60

 

ROUNDDOWN関数の使い方

次に、「条件3:差額の小数点を切り下げ」の時の構文です。

H3セルに入力する時の関数は下記になります。

=ROUNDDOWN(D3,0)

条件式:指定した数値を指定した桁数で切り下げ

ROUNDDOWN関数は、数値を指定した桁数で切り下げした値を算出する関数です。

Aは、49.5の小数点を切り下げると49

Bは、99.4の小数点を切り下げると99

Cは、60.0の小数点を切り下げると60

 

紹介した3種類のROUND系の関数について、桁数を「-1」などマイナスを付けて設定すれば、整数も「四捨五入」・「切り上げ」・「切り下げ」が可能になります。

場合に応じて、使い分けていきましょう。