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【エクセル】WORKDAY関数の使い方

エクセルで、任意の日付から土日祝日を除いて経過した日付を算出するのが『WORKDAY関数』です。

下図を用いて、WORKDAY関数の使い方を解説します。

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WORKDAY関数の構文

まず、WORKDAY関数の構文は、次のようになっております。

=WORKDAY(開始日,日数,祭日)

 

エクセル関数を使う時は、2つの使い方があります。

1つ目は、黄色の○で囲っている「fxをクリック→すべて表示を選択→該当関数を選択→OK」と入力後に、入力内容を指示した枠が表示されるので、そこに入力することです。

2つ目は、緑色の枠に構文を直接入力となります。

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WORKDAY関数の使い方

次に、「条件1:土日祝日を除外した経過日数の日付を算出」の時の構文です。

D3セルに入力する時の関数は下記になります。

=WORKDAY(A3,B3)

開始日:年月日

日数:日付から経過する日数(正の数だと未来を、負の数だと過去を表示。)

※祭日は計算から除外する日を指定できる項目ですが、特に指定がないので入力していません。

※1900/1/1以前と、9999/12/31以降を、開始日に設定するとエラーとなります。

※開始日を「1900/1/1から9999/12/31まで」で設定しても、月数の設定で答えが、1900/1/1以前と、9999/12/31以降になる場合は、エラーとなります。

※月数に整数以外の値を入力すると、小数点以下は切り捨てられます。(2.5と入力したら2と判定されます。)

 

WORKDAY関数は、任意の日付から土日祝日を除いて経過した日付を算出する関数です。

2021/7/11の1日後は、2021/7/12

2021/7/11の2日後は、2021/7/13

2021/9/1の3日前は、2021/8/29ですが、2021/8/28と2021/8/29が土日なので、2021/8/27

2021/9/30の4日前は、2021/9/26ですが、2021/9/25と2021/9/26が土日なので、2021/9/24

2021/11/11の5日後は、2021/11/16ですが、2021/11/13と2021/11/14が土日なので、2021/11/18

2021/12/13の6日後は、2021/12/19ですが、2021/12/18と2021/12/19が土日なので、2021/12/21

 

補足

WORKDAY関数は、平日のみ考慮した日数計算をしますので、銀行の営業日計算をする時に役に立ちます。 

カレンダーを確認して、日数を把握することが困難な場面で使えます。

計算する関数ではないため、使う場面は少ないかもしれませんが、知っていれば便利な関数ですので、覚えておきましょう。