今回は、10年連続で配当金の減額がない「株式会社日新」の株式情報について紹介したいと思います。
※この記事は、個別銘柄の購入を勧めるものではなく、直近10年間で、減配がない株式銘柄の紹介となります。
株式購入の判断は自己責任で行ってください。
会社概要
会社名:株式会社日新
証券コード:9066
上場区分:東証一部
決算月:3月
事業内容:国内・海外への輸送業務など
会社の特徴
鉄道輸送、海上輸送、航空輸送といった、あらゆる手法とノウハウを用いて、国内・海外の輸送業務を行っています。
その他の事業として、旅行事業や不動産事業を行っています。
配当金の推移
2020年と2021年に、1株あたりの利益が減少したことで、配当性向が上昇しています。
2021年時点の配当性向は50%を超えていますが、新型ウイルスの感染拡大が収束し、渡航制限が解除されれば、人と物の往来が徐々に増えて、配当金の減額を行わなくても配当性向が下降していく可能性があります。
株価の指標
配当利回り:3.84%(2021年7月2日時点)
PBR:0.44倍(2021年7月2日時点)
配当利回りは、源泉所得税を差し引いても、手元に入る金額が株価の3%以上になりますので、高配当株に分類される銘柄になります。
PBRは、1倍を大きく下回っていますので、株価が急落するリスクは低めです。
財務状況
10年前と比較して、自己資本比率が10%以上良くなっています。
借入金などの他者資本の占める割合が減少していますので、財務の安定性が上昇しています。
業績推移
2020年と2021年は、新型ウイルスの感染拡大の影響で、物流が少なくなったことで、売上高と営業利益率は減少しています。
新型ウイルスの感染拡大の収束が、今後の物流の絶対数を増やす鍵になるでしょう。
株価の推移
2017年ごろから2018年にかけて、株価の大きな変動がありましたが、以降の年では、1,200円から1,800円ぐらいの間で株価が変動しています。
2020年から現在までは、1,200円から1,650円ぐらいのレンジで株価が推移しており、インパクトが大きい材料が発生すると、レンジから抜け出す可能性があります。
2021年7月2日時点の株価は1,457円となっていますので、今の配当金がキープされるならば、配当利回り4%弱で購入が出来ます。
配当金は完全な不労所得になる
収入源を増やしたい人、不労所得を得たい人にとって、強い味方になるのが、配当金です。
配当金は、株式の保有量に応じて金銭を得られるので、自分自身が働かなくても得られる収入となります。
不労所得で安定した金額を得るためには、株式の配当金が毎年安定して受け取れるかが重要な要素となります。
無減配株や増配株は、資産形成において強い味方になりますので、インカムゲインを増やしたい人は、お気に入りの株式を見つけられるようにしましょう。