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【エクセル】LOG関数の使い方

エクセルで、数値の指数を算出するのが『LOG関数』です。

下図を用いて、LOG関数の使い方を解説します。 f:id:ishibashiran:20210614213519j:plain

 「数値」とは累乗された数

「底」とはかけ算する数

 

 

指数とは

指定した数値にするために同じ数を掛ける回数のことを指します。

指定できる回数は、正の整数のみとなります。

 

LOG関数の構文

次に、LOG関数の構文は、次のようになっております。

=LOG(数値,底)

 

エクセル関数を使う時は、2つの使い方があります。

1つ目は、黄色の○で囲っている「fxをクリック→すべて表示を選択→該当関数を選択→OK」と入力後に、入力内容を指示した枠が表示されるので、そこに入力することです。

2つ目は、緑色の枠に構文を直接入力となります。

f:id:ishibashiran:20210405075240j:plain

 

LOG関数の使い方

次に、「条件1:LOG関数を使い指数の算出」の時の構文です。

E3セルに入力する時の関数は下記になります。

=LOG(B3,C3)

数値:累乗された数値

指数:掛け算する数値

 

No.1は、数値を2にするために2を掛ける回数は、1回

No.2は、数値を9にするために3を掛ける回数は、2回

No.3は、数値を64にするために4を掛ける回数は、3回

No.4は、数値を625にするために5を掛ける回数は、4回

No.5は、数値を1にするために6を掛ける回数は、0回

 

0乗が1となる理由

No.5で、6の0乗は1になるとになると算出されていますが、2の0乗でも、10の0乗でも、答えは「1」になります。

その理由は、累乗が1に何の数字を何回掛けているかを表している数値であるためです。

6の1乗だと、6を1回かけ算しているので、6

6の2乗だと、6を2回かけ算しているので、6×6=36

と考えていると思いますが、「1」に「6」を何回かけ算しているのかを考えると分かりやすいです。

実際は、下記の数式で答えが算出されています。

6の1乗だと、6を1回かけ算しているので、1×6

6の2乗だと、6を2回かけ算しているので、1×6×6=36

この考え方を6の0乗に当てはめると、6を0回かけ算しているということは、6を掛けていないということですので、数式内に1のみが存在することになり、1となります。

 

指数を計算する場合はLOG関数を使う

指数を計算する機会は滅多にないと思いますが、いざ計算となると、数が大きいほど苦戦することは必須です。

電卓を用いて、計算することもできますが、数値が1,024の場合に2の指数がいくらか算出する時は、電卓で2を10回割る必要がありますので、何回割ったか自分で覚えておく必要があります。

その点、LOG関数を使えば、すぐに算出することが出来ます。

使い方もすぐに分かる内容となっていますので、もし、滅多にない指数の計算をしなければならなくなった時は、LOG関数を使って対処してください。