イシバシランブログ

「エクセル関数」と「お金に関する情報」をメインテーマに書いています。

損切りの重要性

Photo by Gerd Altmann from Pixabay


損切りとは、購入時より価格が下落した資産を売却して、損失を確定することである。

気分が良いものではないが、自分の資産を守る重要な行為である。

なぜなら、将来の損失拡大を抑えるための行為であり、早いタイミングで行うほど効果が大きくなるためである。

損失を確定させることは抵抗あるなあ。

損失が大きくなる可能性が高いなら、小さいうちに切るべきだよ。

 

損切りを検討するべき時は、自分が思い描いたストーリーと違う展開になった場合である。

株式投資の場合だと、業績が会社予想を下回った時や、会社を取り巻く経済情勢が悪くなった時は、株価が下がることが多い。

株価の下落が一時的で、長い目で見たら株価が上がると思っている場合は、保有する選択肢もあるかもしれないが、株価の下落が許容範囲を超えると判断した場合は、すぐに損切りをするべきである。

株価が上がるかもしれないと思うと、なかなか損切りが出来ないね。

株式の購入と同時に、売却注文で指値と逆指値を入れておくと良いよ。

 

指値注文とは、金額を指定して株式を売買する注文方法である。

指値注文とは、指値注文で株式の売買が出来ない場合のために、希望価格より高く買う、または希望価格より安く売る注文方法である。

損切りをどうしてもためらう場合は、購入の注文と同時に、売却の注文を「指値」と「逆指値」で同時に出す事がオススメである。

実際に損失を抱えた状態だと、二の足を踏む場合でも、損失が出てない状態ならば、逆指値注文の設定をしやすくなる。

株式の売買は感情移入したらダメなんだね。

株式の購入前に、何円まで上がったら利確、何円まで下がったら損切りするか決めていた方が良いよ。

 

株式投資で大切なことは、購入した株式を100%利確できると思わないことである。

株価は様々な要素が絡み合って動くものなので、予測することは不可能に近い。

急に株価が上下することもあり、下落した時は当然資産も減少する。

しかし、あらかじめ購入時から100円下がったら売却する注文を入れておくことで、株価が150円下がったとしても、資産の減少は100円下落した時のダメージで抑えることが出来る。

逆に利確の時は、株価が300円上がった時に確定するなど、損失確定時より株価の幅を大きくすることで、資産を増やすことが出来る。

+300円の利確を3回、-100円の損切りを7回しても、トータルで見ると資産は増えている。

短期投資をする人や、大きい金額を動かす人は、特に損切りは重要である。

資産を増やすためには、大きい利益で利確することも重要だが、小さい損失で損切りすることも重要だと、認識を持つことが大切だと考えている。