今回は、10年連続で配当金の減額がない「アルインコ株式会社」の株式情報について紹介したいと思います。
※この記事は、個別銘柄の購入を勧めるものではなく、直近10年間で、減配がない株式銘柄の紹介となります。
株式購入の判断は自己責任で行ってください。
会社概要
会社名:アルインコ株式会社
証券コード:5933
上場区分:東証一部
決算月:3月
事業内容:仮設機材や無線通信機器の開発・製造・販売など
会社の特徴
はしご・建設現場の足場・無線機などの工事現場で使われることが多い製品から、ランニングマシンや握力強化グリップなどの運動時に使われる製品まで、幅広く製品を取り扱っており、多くの市場に参入しています。
配当金の推移
直近5年は配当性向が40%前後となっています。
10年の間に配当性向が急激に上がった年はありませんので、業績が大きく悪化しない限り、減配の可能性は低いと考えられます。
株価の指標
配当利回り:3.86%(2021年6月25日時点)
PBR:0.72倍(2021年6月25日時点)
配当利回りは、源泉所得税を差し引いても、手元に入る金額が株価の3%以上になりますので、高配当株に分類される銘柄になります。
PBRは、1倍を大きく下回っていますので、株価が急落するリスクは低めです。
財務状況
2012年から2021年までの10年間で、総資産が2倍になっていますが、その過程で自己資本比率は50%前後をキープしています。
借入金などの他者資本の占める割合が急増した年がないということですので、財務の安定性があります。
業績推移
全体的に売上高は増加傾向で、過去5年間では、作業台やフィットネスバイクなどの住宅機器関連が右肩上がりで増加しています。
営業利益率は、2021年3月は5%を下回ったものの、直近5年間で平均5.6%を出しています。
株価の推移
2015年ごろから現在まで800円から1,300円ぐらいのレンジで株価が推移しています。
2021年6月25日時点の株価は1,035円となっていますので、今の配当金がキープされるならば、配当利回り4%弱で購入が出来ます。
配当金は完全な不労所得になる
収入源を増やしたい人、不労所得を得たい人にとって、強い味方になるのが、配当金です。
配当金は、株式の保有量に応じて金銭を得られるので、自分自身が働かなくても得られる収入となります。
不労所得で安定した金額を得るためには、株式の配当金が毎年安定して受け取れるかが重要な要素となります。
無減配株や増配株は、資産形成において強い味方になりますので、インカムゲインを増やしたい人は、お気に入りの株式を見つけられるようにしましょう。