今回は、月10万円の配当所得を得るための必要なことについて解説します。
配当所得とは、株式の配当金や投資信託の分配金の事を指しており、保有数が多いほど所得が高くなります。
配当所得を月10万円を得るためには、年間で120万円を得られる資金力が必要です。
一部のお金持ちを除き、最初から年間で120万円を得られる資金力は持っていません。
目標とする配当所得を得るためには、「必要資金」・「資金を稼ぐ方法」・「必要資金を得るために掛かる時間」を明確にしておくことが大切です。
配当金を年間で120万円得るための必要資金
上図の通り、配当利回りが高い株式を購入するほど、必要資金は少なくなる傾向にあります。
ただ、必要資金を少なくしたいからと、配当利回りが高い株式だけを購入することは、おすすめしません。
なぜなら、1年限定の記念配当があり利回りが高くなっていること、会社の支払能力以上に配当金を出していること、といった場合が多く、短期間で配当利回りの減少または0になる可能性が高いからです。
業績が安定しており、財務状況にも余裕がある会社の株式を購入するようにしましょう。
税引後の配当利回りが5%だと必要資金は24,000,000円になりますが、優良株式の税引き後の配当利回りが5%以上で購入できることは、滅多にありません。
税引後の配当利回りが3%についても低い数値ではありませんが、購入できる機会は少なくありませんので、税引後の平均利回りが3%を一つの目標とします。
ちなみに、税引後の配当利回りが3%の株式を購入する前提だと、40,000,000円が必要となります。
資金を稼ぐ方法
必要資金の40,000,000円を短期間で稼ぐことは、大部分の人にとって難しいです。
会社勤めで給与所得のみで40,000,000円を稼ごうとすると、年間の手取りが4,000,000円だと10年必要となります。
手取りの4,000,000円のうち、1,000,000円を株式の購入に使い続けても、40年必要となります。(保有株式の配当利回りの上昇を加味しない前提)
必要資金を早く稼ぐためには、給与所得以外に収入源を増やすことが必要です。
起業する以外に個人で出来ることは下図になります。
過去にブログで各々についての解説をしていますので、詳細の説明は省略しますが、安定してお金を稼ぎやすいという面から、①と②を継続して行うことがおすすめです。
努力がどのタイミングで実るかは分かりませんが、実った時は給与所得に負けない収入源となる可能性が高く、必要資金の確保が早まります。
また、①については不労所得となる可能性も秘めています。
③については、時価が少ない小型株を大量に購入後に、会社が順調に成長し株価が右肩上がりで上昇し続ければ、株式数に応じて多くの利益を得られるため、1回のインパクトは大きいです。
ただ、どのタイミングで株価が上昇するかが分からないこと、逆に株価が下落し続けるリスクもあることから、継続して利益を確保することが難しいです。
必要資金を得るために掛かる時間
上図の通り、 年数が長いと給与所得のみで目標達成が可能で、年数が短いほど給与所得以外の収入源が必要となります。
収入は上図の通りだが、生活費を上図より減らした場合は、自分自身の給与所得のみでも35年目ぐらいには達成可能となります。
ただ、給与所得のみで達成となると、どうしても時間が掛かるという点は、留意する必要があります。
たとえ、1年目から給与所得の全額を株式の購入に充てることが出来たとしても、収入が上図の通りに進むならば、目標達成は12年目になります。
早く目標金額に到達したいならば、収入源を増やすことは必須です。
最後に
必要資金を稼ぐために共通していることは、自分の努力次第で、稼げる金額を増やせることに時間と労力を費やすことが、必要資金を早く稼ぐための近道となります。
収入源が複数あると、お金の心配が少なくなり、ゆとりが持てるようになります。
お金の心配がなくなることで、「やらなければいけない」が頭の中から減っていき、「やりたいこと」が頭の中で増えていき、行動に移せるようになりますので、収入源を増やすことは人生を変える手段としておすすめです。