今回は、10年連続で配当金の減額がない「株式会社GSIクレオス」の株式情報について紹介したいと思います。
※この記事は、個別銘柄の購入を勧めるものではなく、直近10年間で、減配がない株式銘柄の紹介となります。
株式購入の判断は自己責任で行ってください。
会社概要
会社名:株式会社GSIクレオス
証券コード:8101
上場区分:東証一部
決算月:3月
事業内容:繊維と工業製品を取り扱う商社
会社の特徴
繊維事業は、衣類に関する、素材や織物の調達から製品の生産まで、顧客のニーズに合わせたサポートを行っています。
工業製品事業は、特殊コーティング原料や化学品原料の輸出入などを行っています。
2021年3月期決算では、海外売上高比率50%を超え、中国や香港を中心とした海外展開にも力を入れています。
配当金の推移
配当性向は、2020年3月期に少し上昇しましたが、直近10年間で30%を超えた年はありません。
10年の間に配当性向が急激に上がった年はありませんので、業績が大きく悪化しない限り、減配の可能性は低いと考えられます。
株価の指標
配当利回り:3.72%(2021年7月2日時点)
PBR:0.51倍(2021年7月2日時点)
配当利回りは、源泉所得税を差し引いても、手元に入る金額が株価の約3%になりますので、高配当株に分類される銘柄になります。
PBRは、1倍を大きく下回っていますので、株価が急落するリスクは低めです。
財務状況
自己資本比率は右肩上がりに上昇し、10年前と比較して、約2倍数値が良くなっています。
借入金などの他者資本の占める割合が減少していますので、財務の安定性が上昇しています。
業績推移
営業利益率は、1%前後の年が多かったのですが、直近では約3%と大きく改善しました。
新型ウイルスが収束し、売上高の上昇と2021年3月期の利益率をキープが理想的な展開です。
株価の推移
※出展:Yahoo!ファイナンス『(株)GSIクレオス』
2020年8月ごろから2021年6月にかけて、600円から1,300円ぐらいの間で株価が変動しています。
現在は、920円から1,000円ぐらいのレンジで株価が推移しており、インパクトが大きい材料が発生すると、レンジから抜け出す可能性があります。
2021年7月2日時点の株価は940円となっていますので、今の配当金がキープされるならば、配当利回り4%弱で購入が出来ます。
配当金は完全な不労所得になる
収入源を増やしたい人、不労所得を得たい人にとって、強い味方になるのが、配当金です。
配当金は、株式の保有量に応じて金銭を得られるので、自分自身が働かなくても得られる収入となります。
不労所得で安定した金額を得るためには、株式の配当金が毎年安定して受け取れるかが重要な要素となります。
無減配株や増配株は、資産形成において強い味方になりますので、インカムゲインを増やしたい人は、お気に入りの株式を見つけられるようにしましょう。