この世の中では、数字の計算はあらゆる場面で求められる能力です。
特に「時間」と「お金」の計算は、誰もが必要となります。
計算を正しく行うことは、適正な判断を行うことに繋がり、効率的に物事を進めることを可能にします。
誰もが必要となる「計算」ですが、得意な人もいれば苦手な人もいます。
個人的には、計算に対して、得手不得手が分かれる原因は、暗算のスピードが左右していると考えています。
私は、子供の頃から計算が得意なのですが、今振り返ると、手で書いて計算するより、暗算で計算する方が速いことが多かったです。
私も最初から暗算のスピードが速かったのではなく、鍛えることで徐々にスピードが上がりました。
今回は、私が暗算を速くするために、実際に行ってきたトレーニング方法を紹介したいと思います。
暗算のトレーニング方法
1.九九を拡大する
小学生の時に、1から9の段までの掛け算を詠唱して覚えた人が多いと思います。
その結果、多くの人の頭に「1×1=1」から「9×9=81」までがインプットされていると思います。
このインプットの範囲を広げることが1つ目の方法です。
具体的には、まず、10の段を暗算で計算します。
「10×1=10」から「10×10=100」までを暗算できれば、次は、11の段を暗算で計算し、「11×11=121」まで辿り着ければ、12の段に進むという方法です。
暇な時に、頭で計算することを繰り返すうちに、暗算のスピードが向上していきます。
2.二乗の計算を暗算で行う
「3×3=9」のように同じ数字を2回掛けた計算を、紙に書かずに頭で行います。
1つ目の方法より早く、答えが4桁の数字になる計算をするので、大きな数字に慣れることに繋がります。
「100×100=10,000」まで辿り着くことが出来たら、暗算のスピードは大きく向上していると思います。
3.ゲームで鍛える
RPGなどのゲームでダメージ計算を事前にシミュレートしながら遊ぶことです。
四則計算を全て使うため、最も効率が良い方法を短時間で考える練習になります。
ゲームが好きな人にとっては、楽しみながら出来る練習だと思っています。
暗算はテクニックの前に基礎力が必要
私が紹介した方法は暗算のテクニックではなく、心技体でいう「体」を鍛える方法となります。
私がテクニックより基礎力を重視した理由は、暗算のテクニックを使う場合でも、九九の数字より大きい数字での暗算が出来る必要があるためです。
暗算の基礎力を身に付けることで、暗算のテクニックである数字を「小さい数字とキリが良い数字」に分解して計算するという方法がスピーディに使えるようになります。
例えば、「53×27=1,431」の場合、工夫せずに暗算すると時間が掛かります。
この式をテクニックを使うことにより「53×30-53×3」や「(50+3)(30-3)」とすることが出来ます。
暗算の難易度は下がりましたが、九九より大きい数字の計算が必要な箇所があります。
数字を分解した時に、計算をスムーズに行うために、基礎力が大切だと考えています。
最後に
暗算のスピード向上は、数字を計算するあらゆる場面で役立てることが出来ます。
反復練習で暗算のスピードは上げることが出来ますので、暗算を速くしたい人は紹介した方法を参考にしてみてください。