エクセルで、変換前の単位の数値から変換後の単位の数値を表示するのが『CONVERT関数』です。
下図を用いて、CONVERT関数の使い方を解説します。
CONVERT関数の構文
まず、CONVERT関数の構文は、次のようになっております。
=CONVERT(値,変換前,変換後)
エクセル関数を使う時は、2つの使い方があります。
1つ目は、黄色の○で囲っている「fxをクリック→すべて表示を選択→該当関数を選択→OK」と入力後に、入力内容を指示した枠が表示されるので、そこに入力することです。
2つ目は、緑色の枠に構文を直接入力となります。
CONVERT関数の使い方
次に、「条件1:CONVERT関数を使い変換前の値を変換後の値で表示」の時の構文です。
F3セルに入力する時の関数は下記になります。
=CONVERT(B3,C3,D3)
値:単位を変換前の値
変換前:変換前の単位
変換後:変換後の単位
CONVERT関数は、変換前の単位の数値から変換後の単位の数値を表示する関数です。
例題の回答は、次の通りです。
No.1は、3,000メートルを「キロメートル」に変換です。
1km=1,000Mなので、3,000M÷1,000M=3km
No.2は、720秒を「分」に変換です。
1分=60秒なので、720秒÷60秒=12分
No.3は、1,000ビットを「バイト」に変換です。
8bit=1byteなので、1,000bit÷8bit=125byte
No.4は、700ヤードを「メートル」に変換です。
1yard=0.9144Mなので、700yard×0.9144M=640M
No.5は、1日を「秒」に変換です。
1分=60秒で、1時間=60分なので、60秒×60分×24時間=86,400秒
扱える単位を知りたい時
CONVERT関数で扱える単位を調べたい時は、エクセルの数式でCONVERT関数を選択後に、下図のように「この関数のヘルプ(H)」が表示されますので、クリックしてください。
ヘルプのページが表示された後に、「測定システム」という箇所をクリックすると、一覧が表示され、単位の入力をどのように行えば良いか記載がされています。
まだ、使い慣れていないうちは、ヘルプをクリックし単位を調べることをおすすめします。
なぜなら、単位の入力の仕方を理解していないと、関数を使えないからです。
日本人は、単位の変換を行おうとする場合、事前情報が何もなければ、変換前単位と変換後単位に、日本語を入力する人が多いと思います。
一覧を見ると分かると思いますが、表記は全て英語の略称表記のため、日本語の入力では関数が機能しません。
慣れるまではヘルプを開くようにして、確実に使えるようにしましょう。
単位の入力さえ間違わなければ、すぐに使える便利な関数となりますので、ぜひ使い方を覚えてください。