エクセルで、年月日を和暦に変換するのが『DATESTRING関数』です。
下図を用いて、DATESTRING関数の使い方を解説します。
DATESTRING関数の構文
まず、DATESTRING関数の構文は、次のようになっております。
=DATESTRING(日付)
エクセル関数を使う時は、2つの使い方があります。
1つ目は、黄色の○で囲っている「fxをクリック→すべて表示を選択→該当関数を選択→OK」と入力後に、入力内容を指示した枠が表示されるので、そこに入力することです。
2つ目は、緑色の枠に構文を直接入力となります。
DATESTRING関数の使い方
次に、「条件1:年月日を和暦に変換」の時の構文です。
B3セルに入力する時の関数は下記になります。
=DATESTRING(A3)
年月日:和暦に変換する年月日
DATESTRING関数は、年月日を和暦に変換する関数です。
2021年5月1日を和暦に変換すると、令和3年5月1日
2008年10月1日を和暦に変換すると、平成20年10月1日
1988年7月1日を和暦に変換すると、昭和63年7月1日
1925年10月1日を和暦に変換すると、大正14年10月1日
1900年9月1日を和暦に変換すると、明治33年9月1日
年月日は1900年1月1日以降であれば、和暦に変換することが出来ます。
また、年月日に数値を入力した場合でも、数字を年月日に置き換えて和暦に変換することが出来ます。
1を入力すると「1900年1月1日」と判断されることから、数字を入力する場合でも、和暦に変換可能な年月日は、1900年1月1日以降となります。
数字と日付の変換については、下記リンクのTIMEVALUE関数の記事で説明しています。
補足
DATESTRING関数が、最も役立つ時は、資料の年月日に西暦ではなく、和暦を入力する必要がある時です。
完成した資料を見た時に、西暦と和暦の表記がバラバラだと見づらいと感じる人が多いと思います。
また、 他の人に作成を依頼していた、エクセルデータの年月日の表記がバラバラだと、その資料をそのまま使うことが出来ません。
西暦から和暦に修正する時に、頭で計算しても、インターネットで検索しても、少し時間が掛かってしまいます。
その点、DATESTRING関数を使えば、すぐに対象の和暦が表示され、その値を元の文章に値で貼り付ければ、解決することが出来ます。
計算する関数ではないため、使う場面は少ないかもしれませんが、知っていれば便利な関数ですので、覚えておきましょう。