市場価値とは、特定の場での需要を測る指標のこと。
高度な能力と実績があれば、市場価値が高いとされる。
市場価値という言葉は、就職時の人材価値の表現として使われることが多い。
日常会話レベルの英語は出来るけど、他は自信無いよ。
英語は立派な武器だから、他に武器になりそうなことも探そう。
でもその前にやることがあるよ。
高度な能力と実績を持っている人は、希少性があるため、評価も高くなりやすい。
ただ、高度な能力と実績があるからといって、必ずしも自分の希望通りの企業で働けるとは限らない。
なぜなら、その企業が求めている能力が無ければ、希少性があっても能力を生かす場が無いため、企業側が採用を見送るためである。
適当に自分の能力を上げるだけではダメなんだね。
会社に雇ってもらおうと考えるならば、何が求められるのかを最初に調査しておこう。
次に、やりたい仕事がある場合と、無い場合で、市場価値を高める方法を考える。
やりたい仕事があるならば、その仕事で求められる能力を高めることに時間を使おう。
どのような知識が必要なのか、PCをどこまで使えれば良いのか、瞬時の判断が求められることが多いのか、といった仕事をする時に必要になるものを整理し、自分に足りないものを身に付けよう。
やりたい仕事が無いならば、今の能力で何が出来るかを探そう。
自分の能力を掛け合わせることで、出来る仕事の幅が広がる可能性がある。
少しだけど、会計と法律の知識があるよ。
英語×会計の能力があるならば「国際部門の公認会計士」、英語×法律の能力があるならば「弁理士」を目指せるよ。
英語ができる能力に別の能力を掛け合わせると、出来ることの選択肢が広がるように、別方面の能力を身に付けることも、市場価値を上げる方法である。
各々の能力だけ見たら平均的な能力でも、2つ同時にその能力を持っている人は少なくなる。
複数の能力を身に付けて、能力の底上げをすることで、1つの能力を深掘りした人とは違った希少性を持つことができる。
1つの能力で100点を目指すことは無理でも、2つの能力で80点ずつなら目指せるかもしれない。
1つのことを突き詰めた人も魅力的だけど、多くのことが出来る人も魅力的だよね。
就職するためには、最終的に需要と供給を合わせることが必要である。
ただ、合わせ方については、やりたい仕事を決めてから能力を身に付けても良いし、自分の能力を軸にして出来そうな仕事を見つけても良いと思う。
やりたいこと、出来ること、を上手く見定めることが、市場価値を上げることに繋がるだろう。