株式投資とは、株式会社が発行する株式を購入することで、会社が生み出した利益の一部を受け取ることです。
日本株を購入する時は、基本的に100株単位での購入になるため、動かす金額が大きく、株式投資を行うことに躊躇する人もいると思います。
もし、購入しようと思った株式が下落した場合は、株式投資を行わなかったので、損失を避けられたことになります。
逆に、購入しようと思った株式が上昇した場合は、株式投資を行わなかったので、利益を逃したことになります。
株式投資は自己責任ですので、「しない」という選択もありだと思いますが、少しずつで良いので収入源を増やしたい人にとっては、「あり」という選択肢は一考に値すると思っています。
今回は、株式投資のメリットとデメリットを解説しますので、株式投資を行うか否かの参考にしてください。
メリット
1.値上がり益
株式の価値が購入した時点より高い時に、株式の売却を行う場合が該当します。
株式の利益は、実際に売買を行わない限り、利益の確定にはなりません。
この確定していない利益は『含み益』といいます。
現時点で株式の売却を検討している場合、上図のように、購入時点で株価が1,000円で、現時点で株価が1,200円の時は、含み益は20,000円(②-①)となります。
もし、今後株価が1,200円以上になると思える場合は、すぐに手元に資金が欲しい人以外は、この株式の売却は行わずに、含み益がある状態で保有しておく人が多いと思います。
企業の業績好調が続いた時は、株価も上昇することが想定されるためです。
その結果、上図のように、将来的に株価が1,500円になった場合は、利益が50,000円(③-①)となり、現時点より多くの利益を得ることが出来ます。
2.配当金を得られる
企業によっては、保有している株式数に応じて、配当金の支払いを行っています。
株式を保有しているだけで、お金が入ってきますので、完全な不労所得となります。
もし、企業の業績が好調ならば、前年度よりも配当金を多めに出す可能性があります。
3.株主優待
企業によっては、株式を100株以上持っていたら、自社製品やサービスの割引券をもらえる場合があります。
ただ、株主優待欲しさに企業の業績を調べもせずに、株式を大量購入すると、将来大きな損失を出してしまう可能性がありますので、あくまでオマケと考えておきましょう。
デメリット
1.値下がり損
株式の価値が購入した時点より低い時に、株式の売却をせざるを得ない状態になった場合が該当します。
株式の損失は、実際に売買を行わない限り、損失の確定にはなりません。
この確定していない損失は『含み損』といいます。
現時点で株式の売却を検討している場合、上図のように、購入時点で株価が1,000円で、現時点で株価が800円の時は、含み損は20,000円(①-②)となります。
もし、今後株価が1,000円以上になると思える場合は、この株式の売却は行わずに、そのままにしておく人が多いと思います。
しかし、企業の業績悪化が進み、改善の見通しが立たない時は、株価の下落が進んでいくことが想定されます。
その結果、上図のように、将来的に株価が500円になり復調気配が無いと考えられる場合は、将来的に損失を50,000円(①-③)出してしまうより、ダメージが少ない20,000円の損失で売却を行うことがあります。
2.配当金が減額の可能性がある
会社の業績が不調になると、利益の確保が満足に出来なくなり、配当金の源泉となるお金を確保できないため、配当金の減額を行われることがあります。
業績が不調になる理由は、会社自身に原因があるものもあれば、災害やパンデミックのように、国内または世界中で、人やモノの往来が不自由となり、企業活動が満足に行えずに発生する場合もあります。
最後に
冒頭でも言いましたが、株式投資は自己責任です。
もし、大きな金額を動かすことに抵抗がある場合は、「SBIネオモバイル証券」だと日本株を1株から購入することが出来ますので、そこから始めてみると良いと思います。
株式投資は、損する可能性もありますが、利益を得られる可能性もあり、配当金による不労所得を形成できるので、お金に関する悩みを解決できる可能性があります。
もし、興味がある場合は、自分の「リスク許容度」と「余剰資金」と相談しながら、少しずつ始めてみると良いと思います。