私たちの生活は選択の連続です。
お金や時間の使い方、仕事や結婚相手などの重要な選択もあれば、今日着る服や朝食の食パンに何を塗るかなど、あまり意識していない選択もあり、1日に何度も選択を行っています。
日々、選択を続けていると、後で振り返った時に、間違えたと思う選択をすることもあります。
間違えた時に大切なのは、自分の判断軸に基づいて選択したから、後悔はないと感じられることです。
自分の判断軸とは、AとBの商品を買いたいと思った時に、両方買うのか、片方のみを買うのか、両方買わないのか、自分の中で明確な線引きを行い選択することです。
線引きを明確にする条件
1.即決条件を明確にする
自分の中でこの条件を上回ったら即決するというラインを決めましょう。
大事なのは、自分が『必須』と考えている物を確実に得ることです。
株式投資で例えると、株価が2,000円になれば目標の売却益に到達する場合は、株価が2,000円を超えたらすぐに利確するようにしましょう。
根拠がないのにもっと株価が上がると、都合の良い解釈をして売却をしなかった結果、株価が急落して2,000円を下回り、取れたはずの利益が取れなくなる可能性があります。
どうしても欲が出る心配がある人は、あらかじめ、保有株数の10%だけ冒険させるために保有し、残りの90%は利確して確実に利益を取るなどのルールを決めておきましょう。
自分の中の欲をコントロールして、欲しいものを確実に取れる立ち回りをしましょう。
2.撤退条件を明確にする
自分の中でこの条件を下回ったら撤退するというラインを決めましょう。
時間を掛けても目標に辿り着かないことが判明した場合は、別の事に時間を使った方が良いです。
株式投資で例えると、自分の中で考えていたストーリーと動きが変わったら、すぐに株式を手放すようにしましょう。
業績が悪化したり、大きなトラブルが発生すると、株価が急落する可能性があります。
それでも株式を手放したくないと思う場合は、含み損が何円になったら手放すと損切ラインを明確にしましょう。
負ける時は被害を上手く抑えられるような立ち回りが大切です。
最後に
自分の判断軸をブレないようにするためには、他人に言われたからという理由で選んではいけません。
他人に言われたからという理由だけで、選ぶことは自分で考えることを放棄しているため、望まない結果になった時に後悔してしまいます。
あの時の選択を間違えなければと、後悔しないためにも自分の判断軸を明確にしましょう。